定期的なメンテナンスを
習慣づけましょう。
歯科に限らず、健康に一番大事なのは予防と毎日の過ごし方です。
予防歯科では検診、クリーニング、虫歯予防治療などを行い、毎日のケアのサポートをします。
時間は30分〜45分程度です。また治療後の来院頻度は、歯科衛生士がお口の状態を診させていただきご相談いたします。ご自身に合ったペースで続けていきましょう。
検査
歯垢の除去
歯石の除去清掃
清掃
担当の歯科衛生士がケアします
わたしたち歯科衛生士は、予防やメンテナンスの専門家です。
それぞれ担当の衛生士がついて、みなさまの状態をしっかり把握したうえで、健康をサポートしています。個人に必要な頻度と内容でメンテナンスを行います。
ご自身でできるメンテナンスもあれば、プロがケアしなければいけない状態の方もいらっしゃいます。お忙しい方や、すでに虫歯リスクが高い方には、希望にあわせて短い期間でまとめて処置を行うことも可能です。
歯ぐきの小さな変化に
気づくことが大切です。
歯周病は歯石を取らずに放置しておくと、歯周病菌がくっつき炎症を起こし、徐々に歯周組織まで破壊しながら進行していく病気です。
虫歯のように早くに痛みで進行が分かることがなく、痛みを感じたころには大分進行していることが多いため、定期検診などにお越しいただくことが大切です。
歯周病は多くの場合、20代頃から始まりゆっくりと進行し40代、50代になってから自覚症状が現れます。
そしてその時には病状が大分進行しているので治療も外科手術を伴ったり、抜歯が必要だったりします。
歯肉炎
軽度歯周炎
中等度歯周炎
重度歯周炎
1. 歯周基本治療
TBI(歯磨き指導の徹底、歯磨剤の活用)
スケーリング(歯面に溜まる歯石、プラーク(汚れ)の除去)
SRP(スケーリングで取りきれない歯石の歯根にある除去)
保険診療の範囲内で行います。
2. 歯周外科
基本治療で取りきれない歯石の除去、歯周病で溶けて凹凸になった骨の形態の修正、状況により再生療法で骨の再生を促します。また、状態の悪い歯を抜歯し、他の歯に悪い影響を及ぼさないようにします。
重度に進行している方で歯周ポケットは5mm以上です。初期治療終了後、必要な方のみ行います。
スウェーデンのビオラ社が開発した「エムドゲイン」を塗布し、歯周組織再生を促す方法です。エムドゲインとは、乳歯が生える際に必要となるたんぱく質を含む歯周組織再生誘導材料です。
基本的に保険診療で行います。
再生療法など、特別な材料と手技を行う場合は自由診療となります。
3. メンテナンス
歯周病治療終了後が本当のスタートです。治療後、現状を維持していかなければなりません。
メンテナンスは改善したお口の中の状態を、悪化させないように維持していく治療です。全ての人に必要です。